岡田斗司夫さんのYouTube動画、「サイコパスの人生相談」を観て、
「あれ、私ってサイコパス?」と思いました。
(正直、その動画を観るまで、自分とサイコパスは「無縁」だと思っていた)
サイコパス、ネットで調べてみました。
精神病質(psychopathy、サイコパシー)とは、精神障害の一種であり、社会に適応することが難しい恒常的なパーソナリティ障害、または、精神病と健常との中間状態。この障害を持つ者を精神病質者、サイコパス(英: psychopath)と言う。
サイコパスは「学校のクラスに一人くらい」がいると考えられる。
犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは以下のように定義している。
-良心が異常に欠如している
-他者に冷淡で共感しない
-慢性的に平然と嘘をつく
-行動に対する責任が全く取れない
-罪悪感が皆無
-自尊心が過大で自己中心的
-口が達者で表面は魅力的
サイコパスは病気(いわゆる精神病)ではない。
脳の働きを計測すると、共感性を司る部分の働きが弱い場合が多い。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「サイコパス的な脳のつくりを持ちながら、反社会性傾向はなく、攻撃性が社会的に許容される程度(重犯罪を犯さない)」のサイコパスも存在しており、身近な日常に紛れ込んでいる可能性も高い。このような社会的に適合・成功しているケースを「マイルド・サイコパス」と呼ぶこともある。
もちろん、すべてのサイコパスの特長が私に当てはまるわけではない。
非常に気になる部分は、ここだ!
「脳の働きを計測すると、共感性を司る部分の働きが弱い」
そうなのだ、私は人に冷たいわけではなく「人に共感する能力が極めて低い」のだ。
平たくいえば「人を思いやる能力が弱い」のだ。
そして、そんな人を世間は「冷たい人」と呼ぶ。
後天的な性格かと思っていたが、先天的な精神障害だとすれば、これは背が低いとか、視力が悪いとか、走るのが遅い、などと同じことである。
脳の働きをMRIで計測等で、サイコパス傾向の人は見つけられるという。
ただ、私が本当にサイコパスかどうかは、この際、どうでもよい!
なぜなら、私は自分がサイコパス気質だと自覚することで、非常に気分が実によくなったからだ!
小さな頃からのモヤモヤしていた謎が一気に解けた。
私は「人に共感する能力が低かった」ので、まわりの状況を観察、分析して対応していたのだ。
他人に共感する能力が弱い。
それは別の言い方をすれば、人の気持ちを挟むことなく、ものごとを非常に客観的に分析できるということだ。
「広告の父」と呼ばれるデイビッド・オグルビーは、彼が広告産業で成功した大きな理由として「ものごとを客観的にみる力に優れているからだ」と答えた。
そうなのだ! わかったぞ、私が広告の世界にいる理由が!
たくさんの友達、同僚が広告界から足を洗っていったが、私はまだ広告に飽きることなく、残っている理由が。
話はここで変わるが、私は広告以外にもう1つ進みたい道があった。
それは弁護士だ。
いわゆる「正義感」というものが私は病的に強い。特に権力や立場を利用した非道徳的なことに対しては、抑えきれない怒りがわきでる。たとえば、教師、警官、政治家、大企業の役員などの汚職。これも被害を受けた人に「かわいそう」と思うのではなくて、あくまで客観的にみて「それはおかしいだろう!」と事柄に怒りを覚えるのだ。
これもサイコパス気質で説明がつく。
ここでまた話は少し横道にそれるが、「アスペルガー症候群」というものがある。
有名人では、
イチロー、スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスクなどがアスペルガー(自閉症スペクトラム障害)と言われている。
アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症とは
自閉症スペクトラム症は、対人関係が苦手、強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つ。
引用元:自閉スペクトラム症ABC
原因は不明。生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられている。これまでの多くの研究から親の育て方やしつけ方などが原因ではないことがわかっている。
病気というよりも、持って生まれた「特有の性質」(特性)と考えるのがよい。
そして「アスペルガー症候群」とは
自閉症スペクトラム障害のうち、知能や言語の遅れがないものがアスペルガー症候群。人間誰しも自閉症的な部分を持っているので、程度の差だけが問題といえる。
周りからは「変わり者」と思われている方が多い。主な症状・特徴は:
周囲の人間との交流が難しい。
相手の立場に立って気持ちを理解したり、場の空気を読むことが苦手。ある特定の物事に強い興味やこだわりを持つ。
一度興味を持ったものに対しては、時間を忘れてとことんのめり込む一方で、興味がないことに対してはなかなか実行できません。日常生活がパターン化(ルーティン化)しやすい。
引用元:アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)
自分の行動や習慣に関しては、自分が決めたルールにこだわりやすく、毎日の行動がパターン化しやすいだけでなく、いつもと違うパターン、例えば風呂と夕食の順序が逆になるといった事を非常に嫌がる傾向がある。また予期せぬことが起こった時にパニックになりやすい。
私の場合、特に周囲の人間との交流が難しい、と思うことはない。ただ、ただ、すぐに場に溶け込むタイプでもない。そして残りの2つの特徴は、私にどんぴしゃ、である。
ただ、これらの3つの特徴、ネガティブなことかなあ~
すぐに人に溶け込めない人がいてもいいと思うし、こだわりの強い人、生活をルーティン化する人がいても全然いいと思わないですか?
参考までですが、以下のような本があります。
天才たちの日課
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%97%A5%E8%AA%B2-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AA%E4%BA%BA%E3%80%85%E3%81%AE%E5%BF%85%E3%81%9A%E3%81%97%E3%82%82%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%84%E6%97%A5%E3%80%85-%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/4845914336
クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々
これを読むと、天才と呼ばれた人たちと「アスペルガー症候群」は紙一重に思えてしまう。
さて、ここまで長ーく書いてきたが、私の言いたいことは、
「私のような人、サイコパス気質、アスペルガーの人は投資に向いている」
サイコパス気質、アスペルガーならではの才能を上手にいかせば、もっともっと幸せになると思います。
ここで難しいのは、自分の考えは、自分がモノサシになってしまうこと。自分ができることは、みんなできることだと思ってしまうこと。あと、何が武器で、何が弱点なのか、「自分」ではわかりづらいこと。
たとえば「他人に共感する能力が低い」私のような人は、投資に向いていると思います。他人の感情、自分の感情に無頓着な人は、投資向きだと思います。なぜなら投資に「感情」は不要だからです。
投資に重要なのは、最初にルールを決めること。そしてそのルールを守ることです。感情の挟む余地はありません。
投資をしていれば資産が増えることもあれば、減ることもあります。買った株の株価があがることもあれば、下がることもあります。下がったときに感情の起伏がほとんどないことも重要ですが、あがったときにも同じように冷静にマーケット、状況を見ることが重要だと思います。
私は、冗談抜きで、刑務所や少年院で投資の勉強や実践を行えばいいのになあ、と思います。
なぜなら投資は自分ひとりの責任で、自分ひとりで行うものなので、自分の性格や哲学が浮き彫りになるからです。
とにかく、私は投資と出会えて本当によかったと思います。そして、もっと早く自分の武器を理解して、もっと早く投資を始めていれば、もっと良かった、と思い、このながーい文章を書きました。